リサイクル・廃棄物処理
麻生セメントは、セメント製造で長年培ってきた経験と技術を活かし、廃棄物を再資源化し、有効利用するよう取り組んでいます。
廃棄物をセメント製造工程の中で再資源化
麻生セメント田川工場・苅田工場の廃棄物処理は、セメント製造に必要な原料、燃料および調整水の一部に廃棄物を混合し、製造工程の中で行います。
固形の廃棄物はセメント原料に混合され、原料ミルで乾燥・粉砕し、成分調整後にニューサスペンションプレヒーター(NSP:New Suspension Preheater)付きキルンで焼成され、クリンカーとなります。このクリンカーに石膏を約3%混合し、粉砕するとセメントになります。
NSPはクリンカー冷却後の熱空気を燃料用空気とする焼却炉を持ち、炉内のガス温度は約1,000℃となり、原料中の石灰石が分解されます。また、この過程で有機質系の廃棄物は完全に燃焼され、熱源の一部となります。無機質系の廃棄物は、原料と共にNSPからキルンに送られ、約1,450℃まで灼熱され、化学反応によってクリンカー鉱物となります。
廃油はNSPの焼却炉で燃焼され、燃料の一部代替として活用します。また、廃酸・廃アルカリおよび廃水等は、キルン排ガス中に投入します。
このように、廃棄物は厳密な品質管理のもと、セメント製造工程の中で、原料および燃料として再資源化されます。
セメント工場における資源リサイクル
受入に関するご相談
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リサイクル・廃棄物処理に関するお問い合わせ
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